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あしあと

    町長コラム 第170号

    • 初版公開日:[2023年06月30日]
    • 更新日:[2023年6月29日]
    • ID:1777

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    第170号(広報みさと2023年7月号)

    美里町のこれからを想う(3)

    毎日のコロナ感染者数が報道されなくなり、2類から5類へ、マスクは個人の判断に変わりました。しかし、感染者は微増傾向です。重症化しやすい高齢者や基礎疾患のあるかたは、ワクチン接種を検討いただくようお願いいたします。

    さて、行政や企業などから「ウェルビーイング」という言葉をよく聞くようになりました。「満足した生活を送ることができる状態、幸福な状態、充実した状態などの多面的な幸せを表す言葉で瞬間的な幸せと異なり、持続的な幸せを意味する。」と解説されています。

    内閣府の国民生活に関する世論調査が毎年実施されていて、「これからは心の豊かさか、まだ物の豊かさか」の質問では、昭和50年代中ごろに物の豊かさが逆転され、その後は心の豊かさが増え、令和元年の調査では心の豊かさ62.0%、物の豊かさ29.6%となっています。

    近年、大人も子どももせわしなく、勝ち組を目指して競争し、スマホをいつも見ていて、常にイライラして、幸せを感じない人が多くなったように思います。

    人は他者とともに喜びや悲しみを分かち合い、互いの存在を認め合い、認められる中で幸福を感じ、家族の団らんや友人との交流、身近な人と楽しく過ごす何気ない日常に幸福を感じるように思います。ところが、弱肉強食と孤立化の中、不眠や抑うつ傾向の人が増えています。誰もが心豊かに、他者を思いやり、助け合える社会が必要と痛感します。私は、若い頃都内で生活したことがありますが、生活には便利ですが、絆という点では孤立化しているとしか思えません。「住むなら田舎が良いのに」といつも思っていました。田舎に住むとすると、生活できる収入と働く場があり、子育て、教育、福祉の充実も必要です。これらに対応する町づくりを進めなければなりません。一方、農地や野山を良好な状態で後世に引き継ぐのも大切です。正解が見えない、変化が激しく早く大きい現代、良いと思う方向を見定め、修正を繰り返し、昨日よりも明日と歩みを進め、知恵をしぼり、安心して幸せに、そして心豊かに暮らせる田舎を目指しています。

    お問い合わせ

    美里町役場総務課庶務係(秘書・広報広聴)

    TEL: 0495-76-1115

    FAX: 0495-76-0909

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