連日の猛暑、これは災害といえますね。児童生徒の安全を考えると、学校の体育館にもエアコンが必要です。しかし、現在の施設は断熱対策が施されていません。建築年数を考慮すると、エアコン設置には建替えが必要と考えています。
さらに、各学年のクラス数は、、松久・大沢小は全学年が1クラスでクラス替えができません。東児玉小も1クラスの学年が増えています。町全体の4月1日現在の0歳人口は52人です。東児玉小も近いうちに全学年1クラスが見込まれます。
それだけではありません。登下校も心配です。暑さも大変ですが、そもそも通学班が成り立たなくなってきました。これらを総合的に考えると、小学校3校をこれからも維持しようとすると、大規模な改修と同時に体育館や給食室などの建替えが必要です。質の高い教育の充実、施設全体のDX・遮熱・断熱、省エネエアコン、LED化、災害に備えた太陽光発電と蓄電池の設置や給食室も求められます。
そのため、3小学校を統合するという選択肢を考えています。令和3年度、PTAや学校、住民代表のかたからなる小学校適正規模検討委員会を開催し、今後の望ましい小学校の適正規模を議論して答申をいただきました。結果は、これからの児童数やDX、温暖化に対応した施設整備を考えると統合やむなし、小中一貫校として中学校敷地に新設することが望ましいと答申いただきました。
町では、何よりも住民の皆さまのご理解が必要です。現在、3校維持と統合の費用比較、統合することによる質の高い教育の充実、スクールバスの活用と費用やルートを検討しています。案がまとまれば説明会を行う予定です。役場周辺にスーパーなどの生活必需品店、会社や住宅などを誘致し、人が集まり、それぞれの事業体が成り立つまちづくりの方法も具体化します。
3小学校の統合は、その核となり、スクールバスは、町内外の循環バスとしても活用可能です。子育て家庭の住宅地としても最適です。今まで「出来ない」と思われていたものを実現したいと思います。