5月17日から新たな町長の任期が始まり、最初のコラムになります。締め切り間際にどうしてもお知らせしたい記事があった場合、コラム欄を差し替えることはありましたが、これまでよく続けてこれたと自分でも感心します。これからも、その時々の思いをコラムに綴っていきたいと思います。
さて、私は毎年、土曜日にも実施している人間ドックを受けています。例年、妻とドック専門機関で半日の検査を受けます。終了後、少し豪華な朝食兼昼食がセットになっていますのでそれを食べて、途中買物をして帰ってきます。
いつまで二人で行けるかなと考える年齢になり、血液検査の数値がここ数年気になりだしました。
タバコは30年前にやめてはいるものの、座っている時間が長く運動が不足していて、「このままだと必ず早死にする、ウォーキングを進めている自分が実践しなくてどうする」との思いから、コロナ禍を利用して毎日1万歩以上を目標に歩くようになりました。
しばらくすると血圧が安定し体重が減ったものの、血液検査の数値は下がりません。若い人の基準とは言え、食生活の改善が必要です。
今では毎日歩くことが習慣になりました。布団に入るとすぐに寝付けるのは良いことです。歩きはじめのヒザ痛を少しずつ慣らして調整しつつ歩数を増やしました。現在、悪玉コレステロールを下げる指導がありますがもう少し、薬を飲まないで過ごしたいところです。
ところで、ストレスとどう付き合うかも大切です。私の場合、やって良い・悪い、中長期の政策判断、苦情・要望対応など、日々悩みそして判断を迫られます。夜中、あれで良かったのかとハット目が覚めることもしばしば。ところが、1万歩以上を歩くようになってから、かなり減りました。
歩きながら、稲森和夫さんなどのリーダーとして、人間としての考え方の講演を何度となく聞くうちに、悩みと心配、打つ手と対策を分けて考えられるようになったのかもしれません。
仏教の言葉に「思念は業をつくる」という言葉があります。「町政のこの課題はどうしたら改善できるか」と日々考え、アイデアを出し、改善し続けることが、結果として町の発展に結びつくと信じます。