日本全体が人口減少にあり、これからも少子化は止まりません。止まりませんが、美里町は生活や子育てしやすく、教育に力を入れるまちづくりを進め、少しでも町内外の方から選ばれる努力は可能です。現在、小中学校の給食費無償化、教材費補助、AIドリル導入、保育園・幼稚園給食費補助、公的奨学金返還支援制度、首都圏への新幹線通学定期券・恋たま利用登録料補助などをしています。
中学校の校舎は改築しましたが、小学校校舎は古いもので建築から52年経過しています。このまま3小学校を残して維持するか統合するかを選択する時期だと思い、適正規模検討委員会を開き、統合やむなしの答申をいただきました。現在、統合準備委員会により必要な教室等の規模等の協議をしていただいています。この猛暑です。できるだけ早く快適な施設をとの意見も多くあり、断熱、エアコン、LED照明、電子黒板、快適なトイレ、美里のお米が炊ける給食室などを完備した施設を作りたいと考えています。中学校体育館も改築が必要です。
3小学校を統合して中学校敷地内に小中一貫校を整備することは、役場周辺に企業・商業施設誘致を進める上でも相乗効果があると考えています。小学校統合により、学童保育施設、勉強や交流などの居場所づくりなども考えられ、スーパーマーケットがあれば便利ですよね。
学校の授業や部活が優先ですが、エアコンの完備された体育館などは町民にも快適です。最新の設備の整った小中学校、生活に便利なスーパーや学童、郵便局、農協、役場がまとまったエリアにあると、住宅地としても選ばれるはずです。
新たな施策にはお金が必要です。すでに基金も積み増し、学校統合では補助率が1/2にかさ上げされます。また、町の木を使った木造校舎とすることで経済循環も起こります。農協西側の産業団地やその他開発可能地への企業誘致を進め、集落内の空地の宅地化や陣見山等の観光利用などで税収や経済循環も進めます。
私も町長として5期目に入り、今まで温めてきた企画の実現可能性が出てきました。皆さんから「良い町だね」と言っていただけるようにしたいですね。